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加藤一二三九段の千敗達成について

 8月22日に、加藤一二三(ひふみ)九段が朝日オープン一次予選二回戦で、戸辺誠四段に負け、史上初の通算1000敗を達成しました。

 将棋世界誌上に、加藤九段のインタビューがあったので、それを読んで感じた事を書きます。

 加藤九段は、史上最年少でプロ棋士になり、史上最年少でA級棋士になり、史上最年少で名人挑戦者になった天才棋士である。現在もB級2組で健闘しており、ほかにも最多対局数(2269局、2007年8月22日現在)などの記録を保持している。

 加藤九段は、1000敗したことについて、次のように語っています。

「負けたことは苦しいことですが、自分が招いた苦しさです。ただし、怠けての結果ではないんですね。努力したにもかかわらず、苦しい結果になった。その中から何をくみ取ることができるかだということだと思います。」

 加藤九段はさらに、

「私は逆転負けが多く、棋士の中でもナンバーワンじゃないでしょうか。

(中略)

 勝った将棋を100点満点だとすれば、逆転負けでもいい将棋を指しているので自己評価すると80点ぐらいなんです。50点じゃなくて。

 ですから私の将棋にはぶれが少ないんですよ。100点から負けた将棋でも80点ぐらいという感じで。

 負けても惜しい将棋を指しているし、時間が有り余っているなんてことはありません。私はそう簡単には投げませんからね。負かす相手も結構苦労するんじゃないんでしょうか。」

 将棋というのはメンタル面も大事なゲームです。ほかのスポーツや囲碁なども同じはずです。僕は将棋で負けることに関しては、「萎え~」みたいな感じで済ます人ですが、プロ棋士は、将棋で生計を立てられるわけですから、意気込みが違います。たとえば、名人戦に挑戦して2連敗したとしよう。心の弱い人なら、「この調子で2連敗したらどうしよう」などと考えますが、加藤九段のような人なら「結構惜しい将棋を指しているから、まだわからない」などと考えるでしょう。実際、2連敗した後にタイトルを奪取(防衛)した例は、数知れません。

 加藤九段は、最善を尽くしたうえで失敗したのなら、別に恥ずかしがることはないということを言いたいのだと思います。実際、僕の将棋で時間がまだたっぷりあるのに深く考えずに手を指した結果、負けたことは数知れません。そういう時は、かなり後悔します。逆に、中盤で考えすぎて、優勢になった結果、時間切れで負けるというパターンがありますが、これはあまり悔しいとは感じません。

 このインタビュー記事から僕はそのようなことを考えました。

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